2007-07-31から1日間の記事一覧

「ヒマつぶし 隠居学」(副題:面白くてたまらない)、「続 隠居学」(加藤秀俊)

Henryはもう隠居の本を読んでいるのか。そんなに早く老け込んではいけないぜ!という声が聞こえそうだ。 加藤秀俊さんは1930年生まれだから、77歳、この隠居学は2年前の75歳の時に書いている。Henryは加藤さんの足元にも及ばないが、この本に書いてあること…

「現代免疫物語」(岸本忠三/中嶋彰:講談社ブルーバックス)

最近しばらく免疫関係の本を読んでいなかったので、免疫学の現在がどこまで発展しているのか読んでみた。多田富雄さんの背中を借りてアトピー性皮膚炎の原因となるレアギン(IgE:免疫グロブリンE)という抗体を発見した、日本の免疫学のパイオニアの石坂教…

「懐かしき日々の思い出」(多田富雄)

多田さんが脳梗塞で倒れる前に書かれていた随筆集を読んだ。 多田さんの随筆は「独酌余滴」が素晴らしかった。上記の本は、折に触れて書きとめられていたもののようだが、どのひとつをとっても味わいがある。 民族文化の遺伝子、踊る遺伝子、生命のルール、生命の階層性…