友人と一献傾けながら、“おかしらつき”の意味を聞かれた。元高級料亭?の三男坊を自認する小生、自信もって「そりゃ、あたまつきの魚(主に焼き魚か?)をいうのだろ」・・・、あにはからん
や、“尾頭付き”つまり、尾と頭付きであって、“御頭”ではない。鯛の尾頭付きも尾がなければ様にならない。思い込みと、教養?のなさを恥じ入った次第である。
酒の肴の話から「いなせ」という言葉の話になった。尾頭だけの話じゃつまらないので、「いなせ」の意味を調べましたのでご参考までに、
■ いな‐せ【鯔背】
一説に、江戸日本橋魚河岸の若者が髪を「鯔背銀杏=いなせいちよう」に結っていたところから)
粋で、いさみはだの若者。また、その容姿や気風。
「―な法被(はつぴ)姿」
■ −いちょう【鯔背銀杏】イチヤウ
江戸日本橋の魚河岸の若者の結った髷まげで、鯔の背に似た形のもの。鯔背銀杏というのがどんな髪 型か知らない。一度見てみたいものだ。
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今、長髪の若者も増えている、私も髪がふさふさしていた時代に結ってみたかった! もう遅い、“とどのつまり”あとは坊主で出家しかないか。
■ ところで、「いな」は「ぼら」の幼魚、ぼらは出世魚オボコ・イナ・ボラ・トドなどの順に大きくなる(“おぼこ”もここが語源)
そこで、「とど(のつまり)」を辞書で調べました。
(1)成長したボラの称。
(2)限度。ぎりぎりのところ。
〔「とどのつまり」の略〕結局。
――のつまり
〔魚のボラが幼魚から成魚になる間に幾度も名前が変わって最後に
トドという名になることから〕行きつくところ。結局。多く、よく
ない場合にいう。
閑話休題 henry miura