「Sex and the City」を知っていますか?――

友人からアメリカで話題のドラマについての雑誌「プレジデント」の記者の方の記事をご紹介します。
私もビデオショップで題名につられて手にとって見ました。ただ、4,5巻セットになっていて、値段も高かったので買うほどではないかとあきらめた。レンタルショップで見つけたら借りてみようと思っ
ている。

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Sex and the City」を知っていますか?――editor's letter

セックス・アンド・ザ・シティ」というドラマをご存知だろうか。アメリカの有料チャネルHBOで放送され、テレビで初めて、女性の視点から見た恋愛とセックスに関する本音を大公開したといわれるコメディ・ドラマである。アメリカでは、放送開始直後から社会現象を巻き起こし、ゴールデングローブ賞エミー賞をはじめ数々の賞を受賞している。日本では、WOWOWスカイパーフェクTVで放送されたのと、DVDが発売されているので、すでに見たという人もいるかもしれない。

 ドラマの舞台はニューヨーク。物語の中心となるのは、4人の30代のシングル女性である。新聞でセックスと恋愛にについてのコラムを執筆するジャーナリストで、一足の靴に450ドルもの大金を使うキャリー。PR会社の社長で、女性も男性並みに恋愛抜きのセックスを楽しむべきという信念をもち、男性に対して自由奔放にアプローチするサマンサ。新しい恋に出合うたびに男性の無礼に腹を立てつつ、自分より収入や社会的地位の低い男性では手を打ちたくないと思っている弁護士のミランダ。古風な結婚観をもち、理想の王子様との結婚を夢見て、あくなき追求を続けるシャーロット。この4人が毎回、恋愛や結婚、そしてセックスに関する過激な本音トークを繰り返すのである。

 テレビではすでに最終回を迎えたのだが、このドラマにはまる女性は、わたしの周辺だけでもまだまだ増えている。これまでのDVDの売り上げ枚数は、全6シーズンの累計で23万セット。シーズン1のDVDもいまだに売れているという。人気の秘密は、かなり誇張されているとはいえ、ひとつひとつのエピソードに「ああ、こういうことってある!」というリアル感があって、笑えるだけでなく、ときには泣けること。そして何より、4人の行動や考え方に共感を覚えたり、疑問をもつことで、「こんなとき、もし自分だったら?」と考えさせられる自己発見のツールという役割を、このドラマが果たしているからではないかと思う。

 そこでドラマの感想を通じて、30代のシングル女性の恋愛観や結婚観を探る企画を昨年11月から進めている。記事では12名の女性にご登場いただく予定だ。彼女たちがこのドラマをどう見たか。さらには「ドラマのエピソードと同じような恋愛体験があるか」「これまでに結婚しようとしたことはあるか」といったプライベートにまで踏み込んでレポートする。これまでの感触では、彼女たちのかなりの本音を紹介できるのではないかと思う。2月28日発売号に掲載予定です。

                プレジデント編集部 大内祐子

セックス・アンド・ザ・シティ シーズン 1 [DVD]

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