Cocoon           

 さいたま新都心の「コクーンcocoon」ができたとき、cocoonとはどういう意味だろうと思っていた。辞書で調べてみようと思っていた。たまたま読んでいた、「生物の超技術」(志村史夫:講談社ブルーバックス)の中に、繭の話が載っていて、cocoonとは繭のことだったと知った。
 その時はまだ、なぜあのショッピングモールをcocoonと名づけたのかわからなかった。建物が繭の形をしているわけでなし? またまた、妙齢婦人とこの件を話したら、「あそこに昔、片倉工業があったでしょう!」あ!そうか、そういえば、片倉ハドソンとか何とか、製糸工場のようなものがあったな、絹を扱ってたのかと合点した。

 インターネットで片倉工業を検索したら、明治6年創業で本社は京橋にあり、昭和14年にはあの有名な官営製糸工場の富岡工場を合併したとある。その後、片倉ハドソン靴下とか、婦人靴下の「キャロン」等のブランドで生産販売してきている。現在は繊維関連のみならず、日本全国にカタクラショッピングセンターを展開している。熊谷のサティーも片倉工業の工場跡地の再開発だったようで、ショッピングセンターの隣に片倉シルク記念館があるという。熊谷に2年間住んで、サティーにはよく買い物に行ったがこういう施設があるとは知らなかった。

 埼玉に永く住んでいる方はこの辺のところはご存知かと思いますが、片倉工業というのは、そんなに大きい会社とは知りませんでした。小生、片倉工業の回し者ではありません。
片倉工業のHP→  http://www.katakura.co.jp/
片倉シルク記念館は以下のURLで
http://www.katakura.co.jp/Activities/Kaihatu/silk_kinenkan.htm