狂言鑑賞 

 同じマンションのIさんからの招待で狂言を鑑賞した。「節分」と「柿山伏」という曲だった。Iさんは元NHKの音響ディレクターだった方でいつの頃からか狂言に興味を持たれ、狂言の修行、勉強をされているとのこと。曲が始まる前に、狂言における音響効果と題して解説をされた。
 
 狂言は今から1400年くらい前から続いているのだろうか、テレビ、ラジオのない時代に、全て演者の声色、身体で音を表現してきたという。そういわれて狂言を鑑賞すると、確かに別の味わいが出てくる。
 狂言の芸が、現代の「落語」「漫才」にもある部分引き継がれているのだろう。

 今までに狂言は3回くらいしか見ていない。能も3回くらいだ。能を初めて見たのは高校の国語の授業で先生に連れて行かれた。高校2年のガキには何でこんな訳の分からぬものがいいのだろうと、ほとんど寝てたように思う。

 何となく能というものが分かるようになったのは、50を過ぎて、能に関する読み物などを読んで興味を持つようになってからた。
 
 まだまだ俗っぽいHenryとしてはJazzの方が楽しめるのだが、歳のせいと、暇ができてきたのか、最近は、端唄、小唄、都々逸、新内等、三味線ものが好きになった。また、落語、日本舞踊、能、等古典芸能にも興味が出てきた。何でもちょっぴりかじりたくなる、Unchiku Henryとしては能も狂言ももう少し勉強せねばと思うこのごろです。