能楽鑑賞

 高校時代の妙齢友人からの招待で能楽鑑賞に行ってきた。演目は「小督(こごう)」と「天鼓(てんこ)」、能の本とインターネットで検索してにわか予習をして行ったが謡いやシテ、ワキの内容がほとんど聞き取れない。観客席の周囲を見渡すと、台本のようなものをもっている人が多い。好きな方はあらかじめそういうもので勉強をして鑑賞しているのだろう。
 
 ニューヨークでファントム・オブ・ザ・オペラやトミーなどのミュージカルを観たが、これも同じように台詞が聞き取れないので雰囲気くらいしか味わえなかった。
 
 二つの能を観て、鼓の音の違いや能の舞の違いが少し分かった程度だ。日本人として能についても少しは(知らない人に、息子達に)ウンチクを語れるようになりたいものだと思った。