冥王星が惑星から外された。専門家にとっては大変なことなのだろう。新聞によると、学会とするとこれによって一般人の天文学への関心が高まるとのことでむしろ歓迎するムードが強いとか。
私は小学校4年の時に担任の先生の影響で気象クラブに入り気象や星のことに興味を持ち始めた。なけなしの小遣いで天体望遠鏡を作った。紙筒とレンズの簡単な物だ。手で持つのでなかなか星の明かりを捉えることができなかったことを覚えている。見えない望遠鏡でしょちゅう覗いていたら、大正天皇とあだ名された。大正天皇というのはちょっと頭が弱かったとかで、望遠鏡をよく覗いていたとかを後から聞いた。それはともかくとして、Henry、どこかの坊ちゃんで生まれていて、ちゃんとした天体望遠鏡を買ってもらえていたら天文学者になっていたかもしれないと思ったりもした。(そんなロマンチストではないか←陰の声)
そんなわけで、カールセーガンやホーキング、ニュートンの雑誌などでささやかに星の世界を鑑賞してきた。「ハッブル望遠鏡が見た宇宙」を読んで宇宙にはざっと1000億個の銀河があるということを知った。すごいし、綺麗だし、恐ろしい世界だとも思った。
宇宙は真空のゆらぎから生まれた! 「真空妙有」「空即是色」とも言えるのかな。
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また、最近出版された「宇宙を読む」(谷内義明:中公新書)は素人に最新天文学の現状や宇宙のこと、太陽系のこと、惑星のこと、天の川銀河、宇宙のいろいろな銀河のことを綺麗な写真入りで分かりやすく説明してくれている。
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たまには、俗事を離れて夜空を眺め、惑星を外された冥王星に思いをはせたり、夜空の星が、星というより一つ一つの銀河なのだと思って見つめるのも、亦、愉しきかな、であります。