団地内の芝生の中や築山に野草がたくさん咲いている。私は花壇に植えられている花や、バラ、ボタンと言った立派な花よりも、小さな野草に愛着を感じる。
昨年知った、夕化粧、ねじり花など味わいがある。それぞれの野草が仲良く隣り合って可憐な花を咲かせている。そんな中に、紫と白の六弁の花がある。名前がわからなかったが、花にも詳しいDr.ANZさんが「庭石菖（にわせきしょう）」と教えてくれた。
もうひと花、グラマーな夕化粧というか、夕化粧に似た花だが、ふたまわり大きくした花がある。いろいろ検索したがわからない。夕化粧の方が可憐だが、この花もなかなかいい。
最近はインターネットで色々な花の名前を調べられる、便利になったものだ。
以前から思っていることなのだが、これだけＩＴ技術が進歩したのだから、花の色、花の形、大きさ、葉の形などから花の名を特定してくれるソフトがあればいいのになと思う。花散歩をして写真を撮ったりしていると、花の名を聞かれることがある。こちらも聞くこともある。それが花散歩の楽しみでもあるのだが、名前がわからないとどうも落ち着かない。
歳のせいか、一度聞いても忘れてしまうことも多い。思い出せないと余計気になる。
ソフトが安い値段で売り出されたら、花好きのシニアには需要があると思う。
ソフトではないが「季節の花３００」というサイトがある（URLは下記）。花の名前がわからない時には、花の色、咲く月での検索、特徴ある葉からの検索などができる。そのほか、俳句・短歌に歌われた花、百人一首に取り上げられた花、歌謡曲に取り上げられた花などを検索することができて便利だ。
