団地文化祭

 団地の文化祭が毎年11月の第一土日に開催される。団地内の絵画教室、絵手紙教室、旅クラブが住民の皆さんの作品や写真を展示する。花倶楽部などは草花の販売会をしている。
 住民の自由参加ということで、小生の「禅画」も展示してもらうことにした。禅画教室の先生に選んでもらったり、妙齢さんのご意見をお聞きして選んだ。あらためて額を買うほどのものではないので、息子の写真や、いろいろなものが入っている額を押し入れから引っ張り出して絵を入れた。今まで自分の書いたものを額に入れるなどということがなかったので、手間がかかった。家人が2,3枚にしときなさい言うのだが、せっかく額に入れたので、7枚持って行ったら、すべて飾ってくれた。
 見にきた何人かの知人が、皆さん、お世辞ながらほめてくれた。水墨画とか、禅画をやったことがある方にはボロを見破られてしまうので恥ずかしい。ただ自己満足で書いているのでは、張り合いがないので、こういう機会に展示するのは、多少、目標ができていいかなと思う。
 
 会場では、展示会だけでなく、踊り、箏曲などの演芸も行われる。Henry君、昨年もおだてられて、ハモニカ演奏をした。ほとんど普段吹いておらず、いきなり、「枯葉」と「荒城の月」を吹いた。両方とも短調だろうか、吸う音が多くて、息切れしてしまい、しんどい演奏になってしまって恥ずかしかった。
 自治会の担当部長さんから、今年も出てくれという。昨年、息切れして、みっともなかったから嫌だと断ったのだが、役者が少ないのか、なんとか頼むとせがまれた。そうまで言われると、嫌だとも言えず、今年は二日前から練習し、「エデンの東」「遥かなる山の呼び声(シェーン主題歌)」、美空ひばりの「越後獅子」「哀しき口笛」、セリフ入り「哀しい酒」を吹いた。こちらも、「品の良い選曲だった」とか、妙齢さんの多くからお褒めをいただいた。
 豚もおだてられ、木登りをしたという次第でした。