香嵐渓の紅葉を見損なう

 会社の同期会で浜名湖に行った。毎年11月あたりに、大阪組と東京組の中間地点で行われる。私は東京から豊橋に行き、そこから名鉄知立(ちりゅう)に行き、名鉄三河線に乗り換え猿投(さなげ)でおり、車で来た大阪組に拾ってもらった。
 東海一の紅葉の名所という香嵐渓に行った。途中から大渋滞、いっこうに先に進まない。あと8km程の所まではなんとか我慢して行ったのだが、このままでは駐車場に入るのも大変なようで、あと3時間ほどかかりそうだ。別のメンバーは既にホテルに着いているという。目前にして香嵐渓をあきらめた。
 日本人はなぜこんなに紅葉が好きなのだろう。この時期、日光のいろは坂や、日塩紅葉ライン(日光と塩原を結ぶ道路)なども大渋滞になる。京都の有名な紅葉の名所も中に入るのに2時間待ちともいう。
 連休や土日に集中しないように、紅葉休暇などを与えて、紅葉の時期の10日間位、好きな平日に2日休んでいい、というような計らいをすれば、もっと混雑が緩和されて、ゆっくりと紅葉が楽しめるのではないだろうか。
 あるいは、紅葉の特定の時期だけ、10kmか20km程手前に大きな駐車場を設けて、そこから先は、紅葉見物の自家用車は立入禁止にし、市営バスを走らせるなどの工夫をすれは、観光収入も増えるだろうし、地元の方々も交通渋滞を回避できるのではないかと思う。もう少し工夫をしてもらいたものだ。
 香嵐渓はインターネットで検索すると、なかなかの紅葉の名所。いけなかったのが残念だったが、画像で我慢しよう。