MIYAさんからのツユクサの便り

 ナヌッ!バードのMIYAさんがツユクサだと! 花のUnchiku Henryを出し抜いて、大宮の友人、バードのMIYAさんがツユクサの便りを寄せてくれた。彼の血液型は聞き損なったが、B型ではあるまい。画像も、バードで修業した技が効いているのか、素晴らしい写真だ。以下、MIYAさんのツユクサ談義をお楽しみ下さい。

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 小生、今の時期、近場は鳥さんも夏枯れ状態。
遠征するとガソリン代の高値が身にしみ、近くの公園で、
トンボや蝶を追いかけてます。
 ところで、ふと足元に咲く「ツユクサ」を撮り始めてみると、
結構、はまり込んでしまい、今日は「ツユクサ」の写真を送ります。
万葉の時代から「月草」として歌にも詠まれ、日本人に親しまれてきた一年草ですが、最近は見向きもされず、雑草の部類まで格下げ気味で、残念な気がします。
 調べてみると、結構奥が深く・・・
非常に短命で、早朝開花し、午前中には閉じてしまします。
(ヘンリーさんの苦手な時間帯???)
 写真を見て頂くとわかるのですが、雄しべが6本
・上に短い「π字型」が3本
・中段に少し長い「人字型」が1本
・長い2本
 中央の長い雌しべが1本
 面白いことに、自家受粉が可能で、花が閉じる直前に、長い雄しべ2本と雌しべが、一緒にクルクルと巻きとられ、お互い抱き合って(?)受粉するようです。
(もちろん、昆虫を介しての受粉が基本ですが)
 機会があれば、路端の儚い「ツユクサ」(以前は染料にも使われた由)見直してみては如何でしょう!!!
 少し長くなりましたが、ヘンリさんも是非、和歌に歌いこまれた「ツユクサ」探訪して見て下さい。

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 夜型Henryとしては、ツユクサの存在はつゆ知らなかった。たまには早起きして探してみましょう。
「季節の花300」で調べたら、万葉集の次の詩が載っていた。
   
   「月草に 衣は摺(す)らむ 朝露に
     濡れての後(のち)は 移ろひぬとも」
万葉集
下の句がちょっと意味深に思えるのですが・・・。