明治座:「女の居場所」

 姉から明治座のチケットをもらい、中村玉緒主演の「女の居場所」を見に行った。こういう演劇は初めてだった。新劇というのだろうか。明治座市川左團次 (初代)が創設。明治時代からの歌舞伎・新派の殿堂として始めてから、創業135年になるという。
 平日の昼興行ということで、シニアのカップルが多かった。日本人にはこういう演劇の根強いファンがいるようだ。中村玉緒演ずる、新橋の料亭の女将とその家族、店の人たちをめぐるストーリー。笑いと涙もある面白くいいドラマだった。
 1,2階のA席は12,000円3階のB席は5,000円。テレビで見るのとは異なる雰囲気はあるが、自分で12,000円を払っていくのは年金暮らしには贅沢か。大好きなジャズなら頑張って行くかな、というところ。昼食時をはさんで11時から2時半までの公演だ。ほとんどの観客が、弁当持参か、近くで観劇弁当を買ったり、劇場内のレストランで食事をする。劇場内で食事をするのは、歌舞伎や大相撲などと同じだ。劇場内には女性ものの衣服や、色々な土産物が販売されている。観劇に来る人たちは、こういう劇場内の買い物も含めて楽しんでいるようだ。
 たまにはこういう観劇もいいものだと思った。
帰りは、人形町から小伝馬町を散策しながら帰った。