世界卓球観戦三昧

 今年の連休はETCの1,000円効果と、新型インフルエンザの影響か、高速道路がどこも大渋滞となった。私も購入したばかりの新車でちょっと遠出がしたかったが、渋滞はかなわないので、ほとんど外出はしなかった。
 そんなわけで連休は横浜で行われた世界卓球選手権をテレビ観戦で堪能した。テレビ東京がほとんどの試合を中継してくれ、日本選手のほとんどの試合をじっくりと見ることができた。
 日本人選手がかなりの健闘ぶりを見せてくれた。女子の愛ちゃん、平野はいまひとつだったが、石川の大逆転は素晴らしかった。ゲームカウント3−0で、4ゲーム目の3−9からの4ゲーム連取の大逆転は信じられない勝利だった。
 卓球を中学からずっとやってきた、下手なHenryでもこの逆転がいかに凄いものかは分かる。昔は1ゲーム21ポイント先取で、サーブは5本交代だったので、11−19位のスコアからの逆転もまれにはあった。しかし、11本勝負になり、サーブが2本交代の今は、実力が同レベルで、3,4ポイントの差ができると、追いつき、逆転するのはかなり難しい。石川選手の帖雅揚との試合は歴史に残る試合だったと思う。
 松平健太と馬琳とのフルセットの試合も見応えがあった。石川とともに、次の大会やロンドンオリンピックが楽しみな選手だ。
 水谷・岸川の銅メダルはよく戦ったと思う。しかし、全種目、中国が金銀独占で、中国の圧倒的強さを見せつけられた。
 強い選手のいい試合、素晴らしい技術を見せられると、自分もできるような気になる。サーブやうまいプレーを真似できるような気になる。団地の卓球部で早速、真似してみる。なかなかうまくできないが、王子サーブや台上の払いのプレーなど、愛ちゃんの構えを見習って、4本に1本くらいは決まった。
 中継の解説者が、「卓球というゲームは、100mを全力で走りながら、チェスをしている(考えている)ようなスポーツだ」と言った荻村の言葉を紹介していた。運動神経とパワーと頭脳プレーを駆使して、それをコンマ数秒のラリーの中で戦う。精神力(心の問題)が微妙に影響する。どのスポーツにもいえることだろうが、卓球はより繊細に、強い精神力が求められるようだ。だから卓球は面白い。
 ご覧にならなかった方は、石川選手、松平選手の試合、水谷・岸川のダブルの銅メダルの試合は、インターネットで世界卓球で検索すると、日本卓球連盟のHPで試合の結果を動画で見ることができます。是非ご覧頂きたいと思う。
以下のURLから全試合を観ることができます。選手名は英語表記です。
http://www.ittf.com/_front_page/itTV.asp?category=ittv_New
 上記URLをクリックした後、 <New> 2009 H.I.S. World Table Tennis Championshipsをクリックすると、各試合が出てきますので見たい試合をクリックすると動画を見ることができます。
 足腰は年々衰えてきているが、下手なりにまだまだ卓球はできる。
もう、うまくなることはなかなかできないが、名選手の真似をして、これからも卓球を楽しんでいきたいと思っている。