「『墨田の花火』8年後」


高校卓球部の仲間だったK君のお宅を訪問した。高校、浪人時代、卓球だけでなくいろんな事を一緒に遊んだ仲だ。
 何年か前に、高校時代の友人を誘い合わせて、奥さんのためにバリアフリーに改築されたという彼の家を訪問した。色々なところをきめ細かく改築された家の中を見せていただいた。大変なことだなと感心させられた。
 お伺いするときに、なにか花でも持っていこうということで、隅田川近くの高校だったので「墨田の花火」の小さな鉢植え持って行った。ご承知のように白いアジサイだが、咲き方が隅田川の花火のようなところから名前を付けられたそうだ。
 その鉢植えの「墨田の花火」が庭に移し替えられ、なんと、2mちかくに大きくなって花を咲かせていた。以前お伺いしたのはいつだったかを聞くと、2001年と言う。あれから8年の歳月が過ぎて、庭に植え替えてくれた「墨田の花火」が大きく花を咲かせてくれたわけだ。小さな鉢植えを大事に育ててくれて、そのアジサイが綺麗な花を毎年咲かせてくれていることに、嬉しくなった。

 奥さんが不自由な手で画いたパソコンアート集を見せていただいた。一枚描くのにも大変な時間がかかると思うのだが、既に100枚ほど画いているという。彼がそれを写真集にして、製本したものを見せてくれた。奥さんの感性溢れるたくさんの絵を見させていただき敬服した。
 プリントしたものを2枚いただいた。家人に見せたら素晴らしいと絶賛。発表する機会を持ったら、欲しいと思う人はかなりいると思う、と言っていた。
 お互いに次男がメキシコに駐在しているのも偶然だった。新型インフルエンザの話や四方山話をし、再会を約して帰った。