「急がばまわるな!」

 17歳の石川遼君が28日に終了したミズノオープンよみうりクラシックで2位に3打差をつけて優勝し、メジャーで最も歴史のある、全英オープンへの出場権を手にした。その遼君の語録?「急がばまわるな!」が実況放送の中や、翌日の新聞で取り上げられていた。10代の将来を嘱望されるスポーツマンのすがすがしい一言だ。
 世界中で、「急がば回れ」「ゆっくり行くものが、遠くまで行く」「ゆっくり急げ」など、いろいろな言い方がある。若いときには功を焦ることがままある。しかし、危険を避け、安全策をとるのではなく、“まわらず、まっすぐ攻める”ことも、若いときには、時に必要だと思う。
 一言多いと言われた(今も言われている?)Henryも若いときには、まわらずにストレートに行動し、危ない橋を渡ったこともある。
 今の石川選手には、今しばらく“まわらない”でプレーしてもらいたいと思う。
 それにしても、素晴らしいプレイ、素晴らしい優勝だった。全英オープンでの活躍も期待したい。