行田忍城(おしじょう)とホテイアオイ


 行田水城公園のホテイアオイを見に出かけた。かつて熊谷に住んでいた時に、2度ほど出かけたのだが、下調べして出かける習慣がなく、いずれも見頃をミスしてしまった。今回は観光科に問い合わせたり、折良くTV放映されたりで、見頃の盛りといった様相だった。
 池はテレビで見たよりも狭いと感じたが、隙間なく一面に咲いている薄紫の花は、予想以上に可憐で美しかった。

 子供が小さかった時に、金魚の鉢にホテイアオイを入れていたが、こんなにも綺麗な花をつけるとは知らなかった。
そこから、忍城へ。小説「のぼうの城」を読んで感動した家人が是非行きたいと希望していた城だ。
 日本史に弱いHenryは、忍城が石田三成に攻められた時、大群を向こうに廻して、長い間落城せず持ちこたえ、三成を苦しめた事を知らなかった。
 行田といえば、フライと足袋が有名。昔、一度フライを食べた。薄いお好み焼き風の食べ物だが、そううまいものではない。折角行田に来たのだからと軽く食べた。入った店は小さい店だったが、フライを焼くおばあちゃんが75歳、この店に安住紳一郎宝田明などが来たときの写真が飾ってあった。ゼリーフライというものは今回初めて食べた。こちらはおからで作るという。こちらの方がただのフライよりおいしかった。
 忍城に隣接した行田市郷土博物館に入った、さきたま古墳などが近くにあるせいか、縄文土器や埴輪の展示や、行田の足袋の歴史の展示などがあり、足袋の歴史が理解できた。相撲取りの足型ならぬ“足袋型”があった。曙が一番大きく、舞の海は25.5cmと私より小さかった。
 池の周りのイチョウの樹々が、沢山の黄色い実(ぎんなん)をつけていた。紅葉の季節が近いことを教えてくれる。
 
 車の渋滞を避け、車で一時間少々、充実の一日でした。