防災訓練

 毎年恒例になった防災訓練をやった。自主防災会の副会長をやって4年目になる。昨年は雨天のため野外での訓練ができなかった。今年は晴天に恵まれて、消防署の協力の下、煙中通り抜け訓練や、要援護者の担架や車いすでの避難訓練もできた。
 炊き出しの豚汁やアルファ米も好評だった。お子様の参加にはお菓子の詰め合わせも用意した。子供さんも消火訓練におもしろがって参加してくれた。
 煙中通り抜け訓練は疑似煙なのだが、5m位のテントの中に煙を炊いて通る。疑似煙なので吸い込んでもむせることはなく、むしろ甘い匂いだ。しゃがみ込んで通り抜けるのだが、全く先が見えない。
本物の煙だったらと思うと恐ろしいものだと実感できる。
 今年からは38名のボランティアの方も参加してくれて、そんなこんなでテント張りや、今年買った仮設トイレの組み立てをしてもらった。
 このマンションが倒壊することは震度7位でないとまずあり得ないと思う。しかし、地震による断水でトイレが使えなくなることは充分あり得る。今年4セット買った仮設トイレでは800戸をとてもカバーしきれない。私のLA地震体験、阪神淡路大地震経験者の話でも、トイレの問題が深刻だった。災害時のトイレはいろいろな方法がある。起きて欲しくはないが、いざというときに少しでも役立てればと思っている。
 今回の防災訓練には、結局189名位の参加だったろうか。まだまだ、棟、班毎の参加者にかなりのばらつきがある。住民の皆さんの防災意識を、もっと高めなければならないと思っている。
 一昨年、昨年、今年と、参加者も増え、まずまずの成功裏に終了することができた。来年は、もう一工夫しなければと考えている。