獺祭忌

 柏でHeroさん、Nickyさんとの懇親の酒盛りで、Heroさんが「獺祭忌」の話をした。恥ずかしながら、獺祭忌を知らなかった。
 ウィキペディアによると以下の説明、
獺祭魚(だっさいぎょ、かはうそをまつる)は七十二候の一(雨水初候)。また転じて書物をよく好み、引用する人のこと。元来は春になってカワウソが漁をはじめ魚を捕らえるのが季節のうつりかわりを示していることを言ったものであるが、カワウソの習性として捕らえた魚を人間が先祖を祭るときの供物のように川岸に並べることから、書物を多く紐解き、座右に並べて詩文を作ること、また好書家、考証癖、書癖などを言う言葉にもなった。
 唐の李商隠がこの名で呼ばれ、正岡子規がみずから獺祭書屋主人と称した。このことから子規の命日である9月19日を獺祭忌と呼ぶこともある。とのこと。
 又、広辞苑によると、 
1.カワウソが多く捕獲した魚を食べる前に並べておくのを、俗に魚を祭るのにたとえていう語。獺祭魚。
2.転じて、詩文を作るときに、多くの参考書をひろげちらかすこと。正岡子規はその居を獺祭書屋と号した。
 
Henry君、正岡子規には比ぶべくもないが、“書物をよく好み、引用する人”というより、“多くの参考書をひろげちらかしたり”、辞書、本、筆記具を机の上にたくさん並べる私のことを、獺祭魚と同類に見立ててくれたのだろう。 この言葉を我が家人が知ったら、Unchiku、散らかしやの、ダッサイHenryにぴったりじゃないのと、これからは「獺祭魚」なんて呼ばれるかも知れない。
 

 ところでカワウソって、どんな動物だったかなと調べた。古来の俗説に、人語をまねて人をだまし、水に引き込むという。河童の原形ともされるそうだ。今は高知県にしかおらず、特別天然記念物になっているという。Henry同様?なんとなく憎めないではないか! Webからカワウソの画像を拝借しました。