スカイプと通信速度

 ニュージーランドに3ヶ月滞在に行っているtachanさんと、島根の友人sunriseさんと3者でWeb電話=スカイプをした。映像は2者間でしかできないが、話だけならもっと大勢でもできるようだ。妙齢さんの顔ならイザ知らず、爺さん同士の顔は映らなくてもいい。
 ともかくも、遠く離れた友人同士がただで歓談できるのは素晴らしい。
 思えば、35年程前、大阪に転勤したときにパソコン通信で関東の先輩とメール交換したときのことが思い出される。当時は通信速度が200ボー(bps=ビットパーセコンド)、つまり1秒間に12〜25文字しか送れなかったわけだ。それでも、画面に相手の文章が一文字ずつ、ぽつぽつと表示されたときには感激したものだった。
 それが今では、我が家の通信速度は3.6Mbps、なんと200bpsの18,000倍だ。動画まで送れるというのは凄いことだ。今日のニュースでアメリカでは一般家庭用に1Gbps(1Mbpsの1,000倍)の通信ができるようになったという。隔世の感以上の技術の進歩だ。
 あと30年も生きられないが、30年後はどこまで進歩するのだろうか。そこまで生きていても、もうろくして、道具が使えなくなるだろう。
 だんだん新しい技術や道具を使いこなせなくなってきているが、好奇心だけは未だ衰えず。身の丈にあった道具を楽しんでいければいいと思っている。