長谷川等伯展

19日に姉と行くつもりで上野まで出たのだが1時間待ちというのでやめにして、最終日の22日開館時間に合わせて行った。連休の最終日とも重なって、上野駅を降りた人が皆足早に会場に向かう。既に長い列ができていたが35分待ちで入れた。会場内は既に大変な混雑でなかなか近くによっては見られなかった。テレビでも何回か放映されていたが楓図屏風、涅槃図など見事だった。等伯法華経信者、日蓮宗信者だったことは知らなかった。そのせいか日蓮宗の僧侶の肖像画も多かった。達磨絵も2,3展示されていた。私としては自分が禅画をかいているせいもあってか、やはり、水墨画の方が好みに合う。
松林図屏風はやはり圧巻だった。この画の前では、皆、暫く動かず、幅4,5間程の屏風図をいろいろな角度やちょっと下がって見るなどしていた。近寄って眺めると、筆遣いの凄さにあらためて驚く。幹の濃淡、松の葉の激しい黒の筆遣いなど、やはり、他のどの画よりも「気韻生動」が感じられた。
 添付の画像は、上が左隻、下が右隻隻隻です。
長谷川等伯の他の作品は以下の等伯展のURLからご覧になれます。
京都では同じ内容が、4月10日(土)〜5月9日(日)の期間で開催されるようです。
http://www.tohaku400th.jp/