<シラウオ>

 大学時代の卓球部の仲間と再会した。上野の「梅の花」で食事会。
シラウオの天ぷらを注文した。シラウオは何の稚魚か、シラスはカタクチイワシの稚魚というのは家人が憶えていた。話のついでにウナギの稚魚の話になったが、名前が思い出せない。
 例によって、帰宅後、Webで検索。

シラウオ(白魚)は、硬骨魚綱・キュウリウオ目・シラウオ科(Salangidae)に分類される魚の総称。狭義にはその中の一種・Salangichthys microdonの和名である。ただし、時にシロウオと混同される。東アジアの汽水域周辺に生息する半透明の細長い小魚で、食用にもなる。
 なにやら、難しい説明だ。要は寿司屋で軍艦で出てくる透明な魚なのだが、シラスと異なり稚魚ではない。寿司ネタとしてのどごしが良く美味いと思う。
 ウナギ(マアナゴ)の稚魚は「のれそれ」と判明した。

ウィキペディアによると、マアナゴのレプトケファルスは、高知県などで「のれそれ」と呼ばれ、食用にされる。主に生きたまま土佐酢、三杯酢などにくぐらせて、躍り食いにされることが多い。大阪などの消費地でものれそれと呼ばれることが多いが、兵庫県淡路島では洟垂れ(はなたれ)、岡山県では「ベラタ」と呼ばれている。
 数年前に湯島の「季の下」という寿司屋で「のれそれ」を食べたことがあった。その時は美味いと思ったが、どんな味だったか憶えていない。寿司屋の主人はウナギの稚魚だと言っていたが、ウィキペディアによると“マアナゴ”ということで、ウナギではなさそうだ。
 ところで、レプトケファルスと言う聞き慣れない言葉、辞書を調べるとLeptocepharlus=ウナギなどの幼形のこと。
以下ついでにシラウオ関連を調べたので参考に書き残しておきました。
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シラス(白子)とは、カタクチイワシ・マイワシ・イカナゴ・ウナギ・アユなど、体に色素がなく白い稚魚の総称。

シラウオ(白魚)、シロウオ(素魚)とよく混同され、シロウオのことをシラスと呼ぶ地方もあるが、

ネオテニー(neoteny)は、動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら非生殖器官に未成熟な、つまり幼生や幼体の性質が残る現象のこと。幼形成熟、幼態成熟ともいう。

シロウオは他のハゼ類と違い、ほとんど仔魚のような形で成熟するが、シラウオは仔魚の形から変態し、他のサケ類と同じように鰭ができる。このことからシロウオはプロジェネシスシラウオネオテニーといえるかもしれない。
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元料亭→魚屋の三男坊のHenryとしてはこの年まで上記のような区別を知りませんでした。HenryのUnchiku道、まだまだ修業が足りんようであります。