Jazzカセットテープ

 ニュージャージーに3ヶ月の滞在を楽しんできた tachanさんから、友だち付き合いをしたという、NZのジャズメンからもらったというジャズのテープのコピーをもらった。
 このジャズメン既に80歳を過ぎているとか、若いときの演奏のようだ。私の好きなピアノトリオでメロディーラインの綺麗な曲が多い。
 このテープを聴いて、MDにダビングしようとした。最近はテープを聴くことは全くなくなっていた。しまい込んだ、ダブルデッキのテープデッキを取りだしてステレオにつないだがテープが回らない。修理に出してもしょうがないので、お友達の妙齢さんから、ステレオカセットテレコを借りてMDにダビングした。
 20年前は録音媒体はカセットテープが主流だった。アメリカから帰国した15年前にはCD、MDが主流になりMDプレーヤーがテープのウォークマンを席巻した。それが今や、USBや1平方cmに満たないmicroSDなるものが数ギガという大容量を有するようになった。ミュージックプレーヤーが多様化している。古いオーディオ機器では新しい媒体に対応できない。古い音楽媒体を、各種デジタル媒体に変換するツール、ソフトもあるのだが、特別なもの以外は変換の必要はほとんどない。レコードや昔録音したカセットテープも貴重な青春の思い出であるのだが、そろそろ捨てなくてはと思っている。
 少年時代は家にはラジオだけで、ステレオはなかった。久しぶりにカッセットテープで音楽を聞いて、あらためて、機器の変遷の歴史を振りかえり、昔を懐かしく思い出すと共に、オーディオ関連の技術の進歩に驚いた。