オルガンコンサート

 初台のオペラシティーで無料のオルガンコンサートがあるというので、聴きに行った。オルガン音楽はレコード,CDである程度聞いていたが、実物のオルガンの演奏を聴くのは初めてだった。
 演奏者は小野田未奈という若い女性。現在は聖路加国際病院の礼拝堂のオルガニストをしているという。オルガン奏者は聴衆に背を向けて演奏するので、この演奏会では、ヴィジュアル・オルガンコンサートと銘打って、演奏者の両脇からビデオ撮影したものを大型スクリーンに映し出してくれる。だから、演奏者の顔や、ペダルを押す足の動きもよく分かる。
 ここ、オペラシティーのオルガンはパイプが3826本もあるという。客席から見るとせいぜい数十本、奥にもたくさんあるのだろう。Webでオルガンを調べてみたら、多いものはパイプが一万本近くあるものもあるという。オルガンの歴史や仕組みなど、なかなか難しいが興味深かった。
 壮大なオルガンを一人の女性が演奏し、荘厳な曲を奏でる。凄いものだなとあらためて感心する。
 大きな聖堂で壮大なオルガン演奏で教会音楽を演奏されると、宗教の違いを超えて敬虔な気持ちになる。永年の歴史の中で、教会音楽、オルガン音楽も洗練されてきたのだろう。
 Jazz好きとしてはあまり聞く機会はないが、バッハのオルガン音楽は好きだ。今日の演奏を聴いて、オルガン音楽のCDを聞き直してみたくなった。
 このビジュアル・オルガンコンサート、月に1回、演奏者が変わって開かれている。地元埼玉会館でもランチコンサートが行われているが、こちらは入場料1,000円。
 こういうコンサートがもっと行われると我等シニアも気楽に参加でき、文化度も上がると思う。