古代蓮

 行田の古代蓮の里に古代蓮を見に行ってきた。毎年行ってみようと思いながら行きそびれていた。2、3日前に行ってきたという妙齢友人のお勧めに促されて行った。




 もっと小さい池に咲いているのかと思っていたが、かなり広い範囲に咲いていた。ちょっと見頃は過ぎていたようだったが、一日前に咲いたという黄色い蓮も見事だった。
 この古代蓮、昭和46年に行われた公共施設工事の際に出土した、約1400年から3000年前の種が自然発芽し開花したという。古代蓮の里は、例年6月中旬から8月中旬にかけて約41種類10万株の花が咲く。 園内には展望台のある「古代蓮会館」もあり、蓮や行田の自然について学ぶことができる。
 睡蓮は毎年見ているのだが、古代蓮は初めてだった。睡蓮も色々な種類があるが、蓮にも一重だけでなく、八重のものなどいろいろなものがあることを知った。
 古代蓮会館の映像で蓮の花が4日で花弁を落とすことを知った。“花の命は短くて・・・”、桜よりも短い命だ。大きな蓮の花が4日で花弁を落とすとは、もったいないなと思う。しかし桜と異なり、一斉に咲くのではなく、次から次へと新しい花が咲いてくれるので2ケ月間も楽しませてくれるのがありがたい。
 蓮は仏教に色々なかたちで、日本のみならず、インドはじめ東南アジアで取り込まれている。そういう思いで古代蓮を鑑賞するのも味わいがあると思った。
 来年も見に行こうと思う。

“こちら古代蓮の里のヘンリー、ただ今マイクのテスト中、本日は晴天なり、晴天なり?!”