べにばなふるさと館

 古代蓮の里の帰りに桶川の「べにばなふるさと館」というところによって手打ちうどんランチを食べた。廿楽家住宅という立派な古民家を改造した雰囲気のあるたた住まいだった。この「廿楽」という字、何と読むのかわからなかった。「じゅうらく」でいいのだろうか。
 うどんとそば、共に味はまあまあだったが、かき揚げの大きさには驚いた。サイズが、新弟子、小結、横綱(だったかな)の3種類ある。最初、新弟子(小)を二つたのもうと思ったが、仲居さんが大きいですよというので、小結(中)を家人と半分づつにしたのだが、それでも普通のそば屋の2倍はある。後で知ったのだが、かき揚げには紅花が入っている。べにばなは食用としても利用されるそうだ。ちょっとほろ苦いような気もするが漢方薬にも使われるというから薬効もあるという。
 広い屋敷の庭では草花が売られている。べにばなはどれですかと聞くと、もう時期が過ぎたのでドライフラワーしか見られなかった。
添付の写真はWebから拝借しました。

 二階は喫茶室になっており、古民家でのコーヒーもまた乙な味でありました。壁になにやら書が飾られている。誰のものか分からなかったが、帰ってからWebで調べたら、「おくりびと」の本木雅弘のものだった。彼の実家がこのべにばなふるさと館のすぐそばという。よくここに食べに来るそうだ。アカデミー賞受賞の後、桶川市の名誉市民賞の授賞式はこのふるさと館で行われたという。
 別棟ではお茶会などができる屋敷もあるようだった。今度はべにばなの咲く季節に訪れたいと思った。