宵待草=待宵草=月見草、金木犀

 「見てくれと咲くわけでなし月見草」 遍理
 今年の猛暑は大変なものだった、それでも草花は里の秋を楽しませてくれている。
地元、七里の図書館の周りは畑が多く、月見草やキンモクセイの花が咲いている。
 「季節の花300」のサイトで月見草を調べたら、待宵草と同じという。待てよ、待宵草と宵待草とどう違うのかなと宵待草を調べたら、これも同じという。題名は忘れたが、「宵待草のやるせなさ・・・」という歌を思い出した。歌のせいか、待宵草よりも宵待草か月見草のほうが風流で色っぽい感じがする。

 「どこからか香りただよう金木犀」 遍理
金木犀の香りが漂う時期になると、20歳の頃、山本周五郎の小説「さぶ」のなかで、誰がさぶに言ったのか、英二に言ったのか憶えていないが、「この花の香がわかるか」という会話を思い出す。この花は、記憶に間違いがなければ金木犀だった。内容はほとんど憶えていないが、何か清々しい青春小説だった。amazonのレビューを読んでいたら、再読してみたくなった。
 たしか、我が友sunriseさんは高校時代に周五郎をほとんど全部読んでいた。私は彼の影響で「さぶ」や「赤ひげ診療譚」など、数冊を読んだ程度だが、独特の味わいのある小説家だったと思う。
 
 何となく、へぼフォト俳句(になってない)を思いつくまま書いてみました。俳句の心得のある方の添削をお願いします。