老人問題、講演会二題

 我が団地に隣接する、特別養護老人ホームでの認知症に関する苑長さんの講演と、異業種交流会での脳神経外科の先生の講演を聞く機会があった。
 私の親戚やら友人など、脳梗塞やら脳の病気にかかる人が増えてきた。自分もいつなんどき認知症脳梗塞で倒れるかも知れない。家内が倒れても、どちらが倒れても介護の問題は大変だ。親御さんの面倒を見ている方も多い。本やテレビで多少は学習しているつもりだが、もっと勉強しなくてはいけないと思う。
 認知症の原因には色々なものがある。現代の医学の進歩で治療可能なものも多い。兆候を早く見つけることが大事だ。また認知症にならないようにするためには、環境を変えない生活3大関係があるという。家族との関係、社会との関係、自分との関係を大切にして、「廃用性症候群」にならないよう、積極的に行動し、出かけることが大切という。
 美しいものをたくさん見る。楽しい会話の場を持つ。やっていることを継続する。お座敷がかかるうちが花とも言う。最近のHenry君、家人からは一人で遊びすぎと文句を言われるが、やりたいことをいろいろやって、お座敷もよくかかるから、当分心配ないか?
 とは言え、介護してもらえる条件は、1.愛、2.義理、3,金という。聞いていた仲間はみな金が一番じゃないかと言う。どれもなけりゃこりゃ悲惨だ!
 息子二人に我等の老後の介護は期待できそうもない。帯津良一さんの本「めでたくポンと逝く」ではないが家族に迷惑はかけずポンと逝ければ言うことない。かといって、現代医学がここまで進歩している今日、たいがいの病気も病院で生かされてしまう。管に繋がれたままの延命治療はごめんこうむりたい。
 はてさて、これからの老後は如何すべきや。かみさんや息子達に迷惑のかからないように、健康には気をつけなければと思っているのだが・・・。