歴史的仮名遣ひ

 大阪の友人Sさんの薦めで、福田恆存の「私の國語教室」をよんだり、山本夏彦の「完本文語本」、萩野貞樹の「旧かなづかひでかく日本語」などを読んで、今年はできるだけ旧かなづかひに挑戦しようと、Sさんとのやりとりなどでは、旧かなを使うやうにしようと試みてゐる。
 上記の本を読むと、如何に現代仮名遣ひが矛盾が多く、本来の言葉の意味から離脱してゐるかが理解できる。
 小中高と古文の授業と、明治時代の文語文を読むとき以外は、仮名遣ひといふものにほとんど注意を払つたことがなかつた。日本の詩歌、俳句、歌謡曲、演歌などは、文語文、歴史的仮名遣ひの方があぢわひがある。もっと学校で歴史的かなづかひを教えてほしかつたと思ふ。
 この文章もまだまだ、歴史的仮名遣ひの間違ひがあると思う。また、Sさんの添削が必要だ。
 歴史的仮名遣ひ、手書きで文章を書く時にはいいのだが、PCで書こうとすると変換が手間取って大変だ。旧仮名遣ひの変換辞書もネットから利用できるやうだが、まだトライしていない。
 私のPCには「一太郎」のATOKが入つてゐるので、普段はこちらを使つてゐる。このATOKに「文語」という変換機能があるようなので、試しにこれを使って文章を書いてゐるが、使ひ方がいまひとつ分からない。