地デジ:データ連動ボタン

 地デジの2台目を昨年末に購入し、キッチンテーブルで食事時に見ている。テレビはNHKとBS、ニュース、スポーツ、ドキュメンタリーくらいしか見ないので、リモコンに付いている色々な機能はあまり触っていなかった。以前からデータ連動ボタンというのがリモコンに付いているのは知っていたが、使ったことはなかった。
 天気予報や、お出かけガイド、道路交通情報や夜間休日医療なども表示してくれる。天下の暇人Henryシニアには利用価値がありそうだ。どんな情報が表示されるのかとボタンを押した。ところが、画面表示がなぜか渋川市になっている。設定をしなおしてもさいたま市に変わらない。
 インターネットでメーカーの相談コーナーを調べると、東海地方の人が同じように新宿区の表示になるという書き込みと、その対応が書き込まれていた。ん!、同じような問題、これはメーカーの問題かと早速フリーダイヤルに電話をした。
 係の女性の指示に従い、あれこれリモコンを操作するも「渋川市」のまま。あれ?、地区は埼玉県なのだが、我が家の郵便番号は377−0032が入っている。記憶がなかったが、購入してセッティングしたときに、私が間違えて入力したようである。377−0032は渋川市の郵便番号なのだ。我が家の番号は337−0032、遠からずといえども、当たらずだったわけだ。
 歳のせいだろうが、先入観、思いこみのバカさ加減を知らされた。
 7月でアナログ放送が終了する。私の9歳年上の姉のところもまだアナログのままである。買うときは電気店が丁寧に説明してくれるだろうが、HDD録画器などと一緒に購入したら高齢者にとっては操作が難しい。デジタル機器は機能が多くなった分、それだけ操作が大変だ。番組表、録画方法などVHSなどのアナログ時代にくらべかなり面倒だ。
 私もあまり録画、再生、ダビングなどの操作はしていない。この分野はもっぱら家人の領域。たまに操作にまごついて家人に質問をすると、「貴方、電機メーカーに勤めていたんでしょ! 自分でやりなさいよ」と言われてしまう。
 シニアの方々も、最近はPC、携帯などをかなり器用に操作する方が増えた。しかし、高齢者の中には、昨今のデジタル機器を必要としない人、デジタル機器の嫌いな人も多い。
 7月以降のアナログ放送中止によってまごつく高齢者が増えるのではないかと、余計はお世話だが、心配する。