初詣:大宮氷川神社 Shintouist?

 正月三日に初詣に行った。正月の初詣はいつも人が多いので、三が日が過ぎて、人の出が少なくなったときに行くのが多かった。元日と違って三日なら少しは人出が減ったかと思いきや、本殿に通じる参道は、途中から機動隊や警察官が出て、入場制限をしている状況だ。まともに並ぶとだいぶ時間がかかりそうなので、脇道から、本殿に近いところに出て合流した。ちゃんと、合流という看板が出ているので、ずる割り込みではありません、念のため。
 さい銭を投げ入れて、破魔矢やお札を買う行列も大変だ。外国人が、初詣に行く大勢の人たちを見れば、日本人の宗教は「神道」ではないかと思うだろう。一方で、数珠をもって葬儀に参列する人を見れば、「仏教」ではないかと思うだろう。正月だけ見ると、日本人は皆、Shinto-istではないかと思える。
 ちなみに、Webで今年の初詣全国ベスト10を調べてみた。残念ながら、2012年の集計はまだ出ていない。初詣の人数は七日までに参詣した人を数えるとか、一月中までをカウントするとか決っていないようだ。そんなわけで2011年のデータしかわからなかった。わが町、大宮氷川神社は9位と毎年ベストテンには入っている。
 このベストテンだけでも、合計すると、二千六百万人、日本人の四人に一人となる。伊勢神宮出雲大社諏訪大社、京都の下諏訪神社上諏訪神社、などがベストテンに入っていないし、ベストテン以外の、神社、仏閣への初もうでを入れたらおそらく六千万は超えるだろう。日本の人口が一億二千八百万だから、二人に一人くらいは初詣をしているのだろう。
 メッカへの巡礼は毎年二百万人、メッカは一か所だから比較できないとしても、日本人の初詣は大変な“宗教行事”と言えないこともないと思った。