川越散策 常楽寺(2月9日)

 寒さがちょっと和らいだので、川越を散策した。川越には今までに6回位行ったので、今回は行ったことのないお寺を回った。
 川越駅からほど近い町中にある妙善寺、川越七福神の第一番 「毘沙門天」(勝負事の神様)で、寛永元年(1624)、中院の尊能法師により開山されたといわれる中院の末寺で、380年もの歴史を誇る。
ただし、江戸中期に焼失し、昭和53年に再建した。境内には、さつまいも地蔵が祀られていて、毎年10月13日には「いも供養」が行われという。
本堂がひとつあるだけで小さくてものたらなかった。
 蔵造り通りの裏手の寺や、喜多院などは何度も見ているので、今回は氷川神社をお参りし、川越のはずれにある常楽寺というところに行った。一緒に行った妙齢さんの中学時代の同級生が「常楽寺」という名字だったとのことで、いっとき、「常楽寺」君との昔話で盛り上がった。
 この常楽寺一遍上人時宗のお寺だった。いままで色々な寺巡りをしてきたが、時宗のお寺は初めてだった。折よく、住職さんが本堂の階段を掃除していて、上がってご覧下さいとのこと。本堂の阿弥陀仏を拝観させていただいて、住職さんから一遍上人空也上人のことや、「常楽寺」という銘柄のお酒の話などを聞いた。
 蔵通りで昼食をとり、芋まんじゅうやせんべいを食べながら、寒さのゆるんだ中での散策も亦愉しでありました。