生命のらせんの不思議 椿の花に思う

 我マンション、各棟の前に椿の木がたくさん植えられている。毎年、寒のころから咲き始めるのだが、今年の冬は寒い日が多かったためか、桜と同じ時期にまで開花が遅れた。咲いている時は綺麗なのだが、咲き終わった椿は花びらが汚くなって、みじめな思いがする。月に一回の掃除の時に散った花びらの始末が大変だ。そこにいくと、やはり桜の散り際はきれいで風情がある。
 椿の写真をマクロで撮ろうとして近づくと、花びらが螺旋をえがいていることに気がついた。2010年の7月4日に我がブログで、「雪月花の数学」「感動する数学」として、フィボナッチ数列と螺旋のことについて書いたことがある。(ブログの検索窓に<フィボナッチ>と書いて検索するとその時の記事が表示されます。)
 自然界には「らせん」がたくさんある。「生命のらせん」の不思議だ。Webで螺旋を検索したら、以下のURLが見つかった。自然界の色々な螺旋の写真と説明が載っている。
http://sky.geocities.jp/bunryu1011/rasen.htm
 螺旋にも、アルキメデスの螺旋、等角螺旋、台風の螺旋、銀河の螺旋、貝の螺旋、葉のつき方の螺旋、花びらの螺旋、松ぼっくりの螺旋etc. 自然界には色々な螺旋がある。

 銀河も含めて、生命(いのち)の世界にどういう原理が働いているのだろうか。物理学の量子力学の原理まで行きつくのかもしれない。原理がわかったとしても小生の頭脳では理解できないだろう。なにごとのおわしますかはしらねども、Something Greatのかたじけなさに感謝して自然の神秘、美しさを味わえればいいと思う。

 
     「椿見て 銀河のらせん かたじけな」(遍理)