京王百草園散策

 長男の嫁さんの実家にBBQのお誘いを受けた。ご実家近くの京王百草園に行ってきた。この百草園、江戸時代の享保年間(1716 年〜)、小田原城主大久保候の室であった寿昌院慈岳元長尼が徳川家康の長男・信康追悼のため当地に松連寺を再建しました。その後、時代を経て作られたのが京王百草園とのこと。
 豊かな自然を残す多摩丘陵。その一角に佇むのが京王百草園。駐車場がないということで、車を置いて急な坂道を20分ほど登った。園内も思ったより急な階段が多くいい運動になった。天気にも恵まれて、高台の見晴台からは新宿新都心が見える、遠く東京スカイツリーも見えたのは意外だった。、
「春靄やけしき調なふ月と梅」(芭蕉
 当地は江戸近郊の名所として「江戸名所図会」などにも紹介され、徳冨蘆花大田南畝田山花袋北村透谷若山牧水らが訪れています。特に若山牧水はこの地で恋人小枝子との失恋を歌にし、「独り歌へる」をつくりました。また園内には牧水の長男・旅人氏設計の歌碑、松尾芭蕉の句碑も木々の緑の中に佇んでいて趣を添えていた。
 この花は「おおでまり」だと思う。
 真ん中にかすかに見えるのが東京スカイツリー
 薄い赤のモミジは出猩々(でしょうじょう)とは異なるようだ。Webで「にっぽんのもみじ」を検索したが沢山あり過ぎて名前を特定できなかった。