古事記・古代史

 A塾のOさんから、三浦佑之の「口語訳 古事記」と古事記関連の本について話をするように依頼された。私ごときが、古事記を語るなど、とても恐れ多いし、おこがましいのでお断りしたのだが、先月にT先生の古事記1300年のお話の中に三浦佑之のこの本のことも紹介されており、私がブログにこの本のことを書いたこともあったので、その辺のことも含め、話したらということで、お引き受けした。
(ところで、三浦佑之は私の親戚ではありませんので、念のため。)

 時間は30分ほどだが、自分がどのように古代史関係を読んで勉強してきたかを、読書リストを含めてお話した。また、三浦佑之の「古事記講義」や「古事記を読みなおす」「口語訳 古事記」について、要点を抜き出して、河合隼雄の「中空構造 日本の深層」などにも触れながらお話させていただいた。
 塾生のKさんからは、分かりやすく、よかったとのおほめを頂いた。

 いざ、30分のお話と言えども、今まで読んだことを読みなおし、要点を抜き出して、レジメ的なものを抜き出すだけでも、かなりの時間がかかった。メモ書きを作るのも大変だった。
 自分で読んでいるだけでは頭の中が整理できない。とくに古代史関係は、まだまだわからないことが多く、歴史学者や宗教学者、歴史作家などがそれぞれの説を述べていて、一般読者の小生としては、読めば読むほど頭の中がこんがらがる。
 しかし、こういう機会を与えられると色々と整理し、復習、読み返しなどをしなくてはいけないので、自分にとっても勉強になる。