「負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂」

 NHK総合の土曜ドラマスペシャル「負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂」を2週続けて見た。もともと、歴史が苦手で、特に近現代史は大東亜戦争がらみをちょっと読んだ程度で、ほとんど勉強してこなかった。先般、異業種交流会で林芳正安倍晋三麻生太郎、お三方の講演を聞く機会があったこともあり、麻生太郎さんの祖父に当たる吉田茂の話ということで見始めた。
 ドラマに出てくる政治家の名前は知っているのだが、誰と誰がどういう関係でどういうことを戦後政治で展開してきたのか、詳細部分はほとんど知らなかった。このドラマシリーズが終わったら、あらためて吉田茂のことを書いたものや、戦後政治のことを勉強してみたいと思いながらドラマを見ている。
 白州次郎吉田茂の関係は白州次郎のことを書いた本で多少のことは知っていた。3回目以降、吉田茂白州次郎サンフランシスコ講和条約締結に向けて、どのように日米の外交のやり取りの舞台で動いてきたのか興味が持てる。
 今、民主党自民党の総裁選の行方、国内政治の動向、日米関係の見直し、日本の外交の諸問題、等々を考えるとき、戦後を作ったと言われる吉田茂を見直してみるのも必要かと思って見ている。