<木の種の腕輪>

 越ヶ谷の梅林公園のあずまやのような所に、シニアの男性が4人ほど、何やら手作業をしている。そばに行ってみると、樹木の種に紐をとおし、腕輪を作っている。ムクロジの実を沢山ベンチの上に並べている。
話を聞いたら、袋の中から様々な木ノ実の腕輪が、次から次へと出てくる。何の種か分かれば好きな腕輪をくれるという。家内もムクロジ以外は分からなかった。いろいろな木の種、木ノ実の話を教えてもらい、家内がムクロジの腕輪をひとつ頂いた。
 植物も色々な形で実を作り、種を残して子孫繁栄をはかっている。動けない植物は、花ばかりでなく、葉、根、実、種といろいろな智恵を働かせて進化してきた。これも、”山川草木 悉有仏性”だろうか。