三國連太郎死去

 三國連太郎が90歳の俳優人生を閉じた。映画はあまり見なかったが、独特の風貌で、目の演技がよかったとおもう。いつの頃だったか、三國連太郎親鸞について相当の勉強をしていて、「親鸞 白い道」という本も書き、後に映画『親鸞 白い道』(1987年)の監督・脚本を手掛けたということも知った。三國連太郎が被差別部落出身で、いろいろな体験の末、親鸞に行きついたということも知った。
 
 親鸞関係の本はそこそこ読んできたが、現役の大俳優がここまで親鸞のことを書くとはすごいことだなと思った。『親鸞 白い道』ではカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞したという。

 この本を再読してみようと思う。また、すごい映画だったと言う「飢餓海峡」も見てみたいと思う。
俳優の佐藤浩市三國連太郎の息子とはニュースを見るまで知らなかった。複雑な親子関係だったようだが、佐藤浩市の父の死を語る談話が素晴らしかった。佐藤浩市三國連太郎に負けない俳優として成長するだろうと思った。