[机草子]手書きの手紙

 24日に文化庁が発表した2012年度の国語に関する世論調査で、電子メールなど、パソコンや携帯電話を使ったコミュニケーションが広がる中、若い世代を中心に、手紙は手書きで書くべきだと考える人が増えているとのこと。ただし、実際に手書きをしている人は減っているそうだ。
 若い人が手書きが大切だと思っていることはいいことだ。思っているだけでなくもっと実行して欲しいと思う。
 私も日記は手書きで書いているが、PCやスマホを使うことが多く手書きの機会はかなり減っている。ただ、手紙やはがきは万年筆で書くことが多い。時には下手な毛筆で書くこともある。
 貰う手紙、葉書も、手書きのものはその人のぬくもりを感じていい。年賀状など手書きの文字が一文字もないのは興ざめだ。字がうまくなくても、手書きの手紙など貰うと、学生時代、ビジネスマン時代に一緒に時を過ごした友人の顔を思い出し、ぬくもりを感じる。
 我が息子達は、メール、フェイスブックなどではまめにメッセージを書き込んでいるが、手書きの手紙はあまり書いていないのではないだろうか。お世話になった人、親しい友人、恩師等にはたまには手書きの手紙を書いて欲しいものだ。