アメリカLA駐在の時に地元のBarber初めて行った時にビックリした。駐在前は3,000円から4,000円はしていたと思われる理髪料が8ドルだった。今の日本の1,000円床屋と同じだ。安いことにビックリしたが、日本同様スピード床屋は、顔そり、シャンプー、ドライヤーでの整髪などなしだ。10分ほどで終わるのだが、終わった後、掃除機のようなものを頭にあて、頭や首に残った切り残しの髪の毛を吸い取るのだ。初めてやられた時にはビックリした。8ドルでは文句は言えない。
 日本に帰国してしばらくは普通の床屋に行っていた。歳とともに薄くなっていく髪の毛、バーコード状況の頭髪に数千円の理髪料はもったいない。要は、長くなった(バーコードでも)髪の毛をちょっと短くしてもらえばいいのだ。それと、床屋で待たされるのは昔から嫌だった。1,000円床屋は待ち時間もほとんどなく、時間も10分少々で終わるので買い物のついでにできていい。
 
そうこうするうちに、アメリカの8ドル床屋を真似したのか、QBハウスとか、1,000円床屋が日本でもでき始めた。数カ月に一度は、ひげ剃りや、えり、眉毛などを剃ってもらうために普通の床屋に行くが、普段は1,000円床屋で十分だ。
 ズ―パーのマミーマートが家の近くに出来た。車でも行きやすいので最近は専ら利用している。そのスーパーの前に小奇麗な床屋が出来た。どんな店か覗きに行ったら、65歳以上の(さいたま市)シルバーカードを持っている人は、カットのみの調髪料は1,000円とある。これはいいと、シルバーカードを持参して調髪してもらった。洗髪、顔剃り、など色々プラスメニューも選べるようだ。女性のカットもやるようだ。
 理容店も色々と工夫をして競争の中での生き残りをかけている。

ところで、床屋は英語でbarber、ほとんどこの単語を英語で書くことはないのだが、いざ書こうとすると、barberか、berbarか迷う。発音を正確に覚えていればスペルも正しく書けるのだが、生憎と発音も定かでない。Webster Dictionaryを引くと、フランス語のbarberorから来ており、 元の意味はあごひげを剃る人とのこと。あごひげ=barbeから英語のbeardに変化したようだ。となると、あごひげを剃ってくれない1,000円床屋はBarberとは言えないのかな?