<マンホールトイレ>

防災避難所訓練の準備で避難場所になる地元の小学校でマンホールトイレの事前演習を行った。 小学校の運動場の脇に6つほどマンホールがあり、非常時にマンホールを開けて中にしまいこまれているテントを組み立てると、写真の様な簡易マンホールトイレになるというわけだ。
ただ、マンホールのふたを開けて、テントを組み立てれば良いかと思おっていたが、マンホールが雨水の浸入を防ぐために隙間がピッチリとコーキングされている。これをカッターナイフとドライバーだけでほじくり出さないとマンホールが開かない。一つ開けるのに一時間くらいはかかっただろうか。これでは非常時には間に合わないのではないか。
 市の職員も名案はないようだ。薬品でコーキングを溶かすようなものがあるのではないかと思う。
 マンホールトイレを使わなければならないような災害が発生しないことを祈るばかりだ。良くできているマンホールトイレだが、いざというときにどれだけの人たちに喜んで使ってもらえるのか心配である。
六基のうち洋式は一つだけ、これは車椅子の方も利用できるようにと作られている。しゃがむことができなくなっているHenry君としては避難時には利用できないか!