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義兄四十九日法要 6月15日

高校3年から大学を卒業するまで、親代わりに居候させていただいた義兄の四十九日の法要が、築地本願寺和田掘廟所で行われた。この廟所は、浄土真宗本願寺派西本願寺)に所属する築地本願寺の分院で、阿弥陀如来が本尊として安置されている。
 大正12年9月1日の関東大震災によって、築地本願寺は、寺中57の子院と共に焼失した。墓地については、他に移転することにしていたところ、陸軍省火薬庫跡であった当地が払下げられることになり、昭和4年出願が許可され翌5年当地を所有し、地名にちなんで和田掘廟所と名付けられたという。明治大学のすぐ隣、高いビルが立ち並ぶ都会のど真ん中に大きな墓地が広がっている。
 築地本願寺には過去に何度か友人のYさんのお誘いで、仏教講座を聴きに行ったことがあった。インド様式の大本堂を再建して、普通の寺院と異なる雰囲気のある寺だ。この和田掘廟所もなかなか格式のある寺だ。高校時代から親鸞及び浄土真宗の勉強をしてきた小生にとって、本格的真宗寺院での法要は初めてだった。
 葬儀の時に、若い僧侶が蓮如の「白骨の御文章」を読んでくれていたので、家で現代語訳付きの御文章を10枚ほど印刷して持って行った。読経が始まる前に聞いたら、今日も御文章を読んでくれると言う。姉や、甥、姪、私の息子夫婦にコピーを渡した。
 坊さんにお経をリクエストしたのは初めてだったが、7歳の孫娘も母親と一緒に平仮名の部分を読んでいたようだ。
 息子や孫たちが、変なじいちゃんが「白骨の御文章」ってなものを、あの時配っていたなということを思い出してもらえればと思う。
 生前からの義兄の善行が仏の御心になって、梅雨の合間にからっとした晴れ間を作ってくれた。よい四十九日の法要ができたと思う。