卒塔婆

 義兄の四十九日に卒塔婆をと思ったが予想通り、浄土真宗では卒塔婆は建てないとのこと。
卒塔婆は釈迦の入滅後遺骨を納める仏塔を建てたのが始まりだが、五輪塔や三重塔や五重塔、多宝塔などの巨大な塔へとも変化していった。
 浄土真宗に詳しい方、真宗の檀家の方には常識なのでしょうが、自分と、私の親戚のために調べてみました。

ストゥーパ」は積み重ねるという意味で、中国では「卒塔婆」 の字が当てられ日本に伝わった。板卒塔婆はいわば略式と言うことだろう。塔婆に書かれている文字は梵字で、梵字とはインドで使用されるブラーフミー文字であり、サンスクリット語の文字表記です。塔婆のきざみは五輪をあらわし、梵字で下から地・水・火・風・空を表した文字が書かれています。下からそれぞれア・バ・ラ・カ・キャと発音します。
 現在では、追善供養のために塔婆を建てます。浄土真宗には追善供養という考え方がありませんので、浄土真宗では塔婆は建てないとのこと。
 私の家の宗派は浄土宗だが、卒塔婆は建てる。歳のせいか、近しい人の追善供養の機会が増えてきて、卒塔婆を建てることが増えてきた。