[机草子]<卓球仲間の死>

この団地に引っ越した時からの卓球仲間のYさんが亡くなった。数日前に同じ卓球仲
間のMさんと見舞いに行ったばかりだった。私より二歳下の68歳。半年前までは元気にダブルスの試合に出たり、好きな自家農園をやっていて、「もってのほか」の菊の花やネギなど、時々採りたての野菜をくれた。彼の農園にある憩いの小部屋?で缶ビールを飲みながら語り合ったこともあった。
 卓球の対戦成績は幾分か彼の方が上だったろうか。半年くらい前から4時間の練習日の時は二時間で帰ることが多くなり、疲れたと言うことが多くなり、痩せてきたのが気がかりだった。心配して話をしたが、病院嫌いらしく、「大丈夫!」と言って何も語らなかった。今にして思えば、本人は覚悟していたようだった。
 亡くなる直前まで、「卓球がしたい」「ビールが飲みたい」と言っていたようだ。身近な卓球のライバルの若すぎる死、惜しまれてならない。合掌!