「新・戦争論」(池上彰・佐藤優) 

 池上彰佐藤優がこの題名でどんなことを書いているのかと読んでみた。
日本の集団的自衛権イスラム国、エボラ出血熱、民族と宗教、ウクライナ問題、スコットランド独立騒動、北朝鮮問題尖閣問題、遠隔ナショナリズム慰安婦問題、等々、2人の幅広く深い経験と情報力に基づいて語りあっている。昨今のアジア、中東、ヨーロッパ、アフリカなどの世界情勢を分かりやすく解説してくれている。世界の事件の歴史・民俗・宗教的背景など勉強になった。ISIL問題の奥の深さ、複雑さも少しわかってきた。
 お二人は、毎日10紙の新聞を読み、ネットや外国の新聞からも情報を収集しているという。
ISIL(イスラム国)問題も、TV、新聞だけ読んでいたのでは分からない問題も多い。国会ではイスラム国という表現を止めたが、テレビでは今も「イスラム国」という表現を使っている。今回の事件で、ISIL問題が日本人にとっても身近な問題になってきた。日本人は「建国記念の日」の問題も含め、世界の歴史、民族、宗教のことをもっと勉強すべきではないだろうか。民法もお笑いタレント、ジャリタレを使った番組ばかりでなく、NHKとは異なる視点で国民を啓蒙する番組を放送して欲しいものだ。
 高橋和夫の「イスラム国の野望」など、イスラム国、イスラム教関連の本など、もう少し勉強しようと思う。