アトモス時計

アメリカからの帰国の折に置き時計を頂いてきた。アトモス時計と言って、電池もゼンマイもなく、ただ回転振り子のようなものがゆっくりと回っているだけ。どんな原理で動いているのか不思議だった。
 たまたま読んでいた「単純な脳、複雑な私」の中で、この時計のことが書かれていた。
 空気のゆらぎ、つまり、室内の微妙な温度変化を利用してスプリングを動かし、そのエネルギーを得て動かしているという。
 1℃の温度差で24時間動くという。音もせずゆったりと厳かに振り子時を刻むのが優雅で素晴らしい。

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