阿留辺幾夜宇和

三ヶ月ぶりの川崎の塾の勉強会。今日は私がスピーカー。保坂與重郎の日本語録から明恵の「阿留辺幾夜宇和(あるべきやうわ)」を取り上げて、河合隼雄の「明恵 夢を生きる」、白洲正子の「明恵上人」を引用しながら小一時間話をさせていただいた。 
 阿留辺幾夜宇和を賛に書いた達磨絵を何人かに差し上げた。

 あるべきようにではなく、「あるべきやうは」何か、「あるべきやうは」どうすべきなのか。それを考えて生きろということが、明恵の言いたかったことのようだ。

 いい言葉で好きな言葉だが、言うは易し、行うは難しだ!