「夫の後始末」曽野綾子

 家人から勧められて、曽野綾子の「夫の後始末」という本を読んだ。夫とは三浦朱門の事。昨年2月に91歳で亡くなっている。曽野綾子は5歳年下の86歳だ。
 同じ三浦ということで以前から気になっていた作家夫婦だが、夫婦ともクリスチャンということもあってか、二人の本は一冊も読んでいない。
 糖尿病と多少血圧高めで薬は飲んでいるが、これといった特段の病気はない私であるが、家人から見ると、近頃私の老化が進んでいると判断しているようだ。そんなこともあってか、心配性の家人は、近未来の?私の介護、家人自身の病気、生前整理、終活などについて、いろいろとご忠告いただく。
 そんなわけで、家人の勧めの本や、終活関係の本も自分なりに読んでいる。書籍もガラクタもだいぶ整理してきたが、仏教や哲学関係の本ではまだ捨てられないものも多い。これからの人生?でどれだけのものを読むか分からないが、何かのきっかけで書棚から引っ張り出すこともある。二度と読むことはないだろうなと思うものは捨てるようにしている。どうしてもまた読みたくなった本があれば、図書館で借りるか買えばいいと家人言う。さもありなん。
 どのように夫の後始末をしてもらう事になるのか? はたまた、私が家人の後始末をすることになるのか? それが問題だ!