司馬遼太郎の「歴史を紀行する」を読む

 私は近現代史よりも古代史に興味があるので幕末から近代については知識が薄い。またまた、家人の勧めで司馬遼太郎の「歴史を紀行する」を読んだ。
 以下はamazonからの紹介
幕末―松陰を筆頭に過激に突っ走った長州。西郷、大久保と大人の智恵を発揮した薩摩。容保を頂点とした会津の滅びの美学。危機の時ほど、その人間の特質が明瞭に現れる時はない。 高知・会津若松・鹿児島・大阪・佐賀など12の土地を歴訪し、その風土と人物との関わり合いをつぶさに見なおす風土と人物との関りあい、その秘密、ひいては日本人の原形質を探るた司馬史観を駆使して語る歴史紀行。
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 私は千葉県人、温暖なのは結構なのだが、昔から特徴のない県民性だなと思ってきた。この本を読んで、歴史を彩ってきた人物の育ったそれぞれの地域の風土を知り、面白いなと思った。
 今までのビジネス人生の中で、関東、関西、大阪、北海道、アメリカ等、そこそこの人々の育った県民性、地域性などに接してきた。それぞれに特長があって面白いものだなと思ってきた。
 この本で、あらためて、歴史と人物を考え、日本の歴史を少し理解し直すことができた。