岩槻「まちかど雛めぐり」

 妙齢さんに引きつられ、岩槻の「まちかど雛めぐり」に、昨日行ってきた。同じさいたま市、我が町見沼区の隣の岩槻区は江戸時代からの人形作りの町として有名だ。車では何度も通っている町なのだが、町中を歩くのは今回が初めてだった。町中にたくさんの人形作りの店が並んでいる。人形屋さんだけでなく、商店も代々伝わる雛人形を飾って見せてくれる。



 私は、息子二人で5月人形は昔買ったことがあるが、雛人形や5月人形がこれほど種類が多く、歴史があるものとは知らなかった。有名な人形師の作ったものは50万、80万とするものがあるのにも驚いた。高砂の老夫婦の人形、能人形なども素晴らしいものがあった。人形の「東玉」では、ねじれ国会雛、そのまんま知事雛、土地柄レッズ雛などが変わり雛として飾られているのも面白かった。

 人形歴史館では、人形の制作過程、日本人形の歴史、昔の人形などを見ることができた。1,500体もの人形の壮観だった。
 お内裏様の左右の説明も、「東玉」さんの人形の博物館のパンフレットで教えてもらった。通常、昔から男雛は向かって右ということになっているが、昭和3年の、昭和天皇即位の礼では、向かって左に天皇、右に皇后が並んだ写真が新聞で報道された。東京の雛人形業界では、この昭和天皇即位式にならって、正面から見た天皇、皇后の並ばれた姿を、男雛、女雛として、雛人形の並べ方としたという。
 孫娘ができたので、お雛様が息子の家にも飾られた。
日本の人形の歴史、雛人形の由来など色々と勉強になった。

この「まちかど雛めぐり」は3月30日まで行われている。ご関心のある方は、是非「雛めぐり」をお勧めします。