筆記具雑考その後:多機能ペン


 以前、パイロットのcoletoについて書いた。その後uniのJetstreamが出て、シャープ゚も合体した。リフィルも0.5, 0.7, 1.0と色も緑まで加わった。さらに最近 uniはリフィルが0.38と0.5の水性と油性、シャープ゚の0.5mmのなかから好きな組み合わを選べるものを売り出した。またuniはJetstremのリフィル4色とシャープのついた4+1も出している。これはありがたいのだが、他の4+1同様、軸経が13.5mmと太く、抵抗感がある。リフィルをあまり細くするとインク量が減ってしまう。金属のリフィルにすると単価が上がってしまう。500円〜1,000円前後の価格帯での競争となると、この太さは我慢しなくてはいけないのだろう。
 ゼブラが高級タイプの多機能型を発売しているが価格が3,000円〜5,000円と中高生をターゲットにはできない。
 uni、パイロットに負けじと、PentelがSlicciesという商品名でリフィルの選択肢の多い水性の2色、3色組み合わせタイプを発売した。こちらの方は、シャープはないが軸経が9.8mmとパイロットのcoletoより1mmほど細く、握った感触が一番いい。
 安いので、新製品が出るとすぐ比較してみたくなって買ってしまう。何に書くか、その時々の気分、TPOに応じて使い分けている。これもまたささやかなHenryの道楽であります。